こんにちは!ジャスミンです。
来年度の大学編入を目指して勉強に励んでいる、25歳の会社員です。
社会人として数年働いてきましたが、「やっぱりもう一度しっかり学びたい」と思い、再び大学進学を決意しました。
それはとてもワクワクする挑戦である一方で、勉強の大変さも痛感する毎日です。特に、私が最初に大きな壁としてぶつかったのが、「英語の長文読解」でした。汗
高校・大学受験の頃はそれなりに読めていたはずの英語も、久しぶりに参考書を開くと、最初の数行で頭が真っ白。
読み進めるうちに、
「結局、何の話だったのか分からなくなる」「気づいたら最初から読み直している」
という状態が何度も続き、正直、自信をなくしかけていました。
でも、あるたったひとつの方法を取り入れてから、英語長文を読むのが驚くほどラクになりました。
それが、「段落ごとに要約する」という練習です。
一見地味に聞こえるかもしれませんが、この方法を続けていくうちに、英文の「構造」が自然と見えるようになり、内容がスッと頭に入ってくるようになりました。
今回は、私が実際に効果を感じた「3ステップ」と、続けるコツを詳しくご紹介します^^
なぜ英語長文は難しく感じるのか?
まず知っておきたいのは、「英語長文が苦手なのは、自分のセンスや記憶力のせいではない」ということです。
私自身、最初は「自分には英語のセンスがないんだ」と落ち込んでいました。
でも、原因を整理してみると、苦手意識の正体は意外とシンプルでした。
英語長文が読みにくく感じる大きな理由は、次の3つです:
- 情報量が多くて頭が整理できない
- 一文一文を正確に訳そうとして、全体像を見失う
- 文章構造がつかめず、筆者の主張がわからない
つまり、「英語力そのもの」というよりも、読み方の戦略が足りていないのです。
ここを意識的に変えていくと、驚くほど内容が頭に残るようになりました。
段落ごとに要約するってどんな方法?

「段落ごとに要約する」とは、長文を一気に読もうとせず、
1段落ずつ読み進めて、その要点を日本語で1〜2文にまとめるというだけのシンプルな方法です!
ポイントは、「100%理解しよう」としないこと。
1つの段落で言いたいことをざっくりとつかむだけでOKです。
小さなかたまりごとに整理していくことで、情報が頭の中でスッキリと整理され、筆者の主張や文章の流れが自然と見えてきます。
私も最初は「こんな単純な方法で本当に効果があるの?」と半信半疑でしたが、数週間続けるうちに明らかに変わってきました。
読解スピードが上がり、内容も記憶に残りやすくなり、何より読むのが怖くなくなりました。
Step 1:1段落だけ読む
最初のステップは、とてもシンプルです。
「最初から全部読もうとしない」ことが大切で、まずは1段落だけに集中します。
ここで意識したいのは、「わからない単語で立ち止まらない」ということ。
意味がわからない単語があっても、前後の文脈から「だいたいこういう内容だな」と推測しながら読み進めます。
これは、読解力を伸ばすうえでとても大切な習慣だなと継続するうちに感じました。
1文ごとに完璧な訳を追う読み方では、全体像がつかめません。
「7割くらい分かればいい」という気持ちで読み進めると、スピードも理解力もどんどん上がっていきます。
Step 2:日本語で1〜2文に要約する
1段落を読み終えたら、自分の言葉で要約してみましょう。
例:
More people are working from home due to the pandemic.
→「最近は、在宅勤務をする人が増えている」
ここで大切なのは、「自分の言葉で書く」ことです。
単語を一つひとつ訳すのではなく、「この段落が伝えたい本質」を簡潔にまとめます。
最初はうまく言葉にできなくても大丈夫です。
大事なのは、「要するに何が言いたいのか?」という視点で考える習慣をつけること。
これができるようになると、ただ読むだけでなく、理解して整理する力がぐんと伸びます。
Step 3:要約をつなげて全体像をつかむ
すべての段落を読み終えたら、書き出した要約を順番に並べてみましょう。
すると、文章全体の構造がパズルのように組み合わさって、筆者の主張が自然と浮かび上がってきます。
このとき、「導入 → 主張 → 根拠 → 例 → 結論」といった文章の「型」が見えるようになるのも大きなメリットです。
一文ずつ理解しようとしていたときには見えなかった、「話の流れ」や「筆者の意図」が、まるで地図のように見えてきます。
応用編:英語で要約してみよう
日本語での要約に慣れてきたら、次のステップとして英語で要約する練習に挑戦してみましょう。
たとえば、先ほどの文を:
“More people are working from home due to the pandemic.”
→ “Remote work has become more common.”
といった具合に、言い換えながらまとめる練習をすると、リーディング力だけでなくライティング力・語彙力も一緒に伸ばせます。
これは、TOEFLや大学の授業でも役立つスキルです。
文章を「読む力」と「書く力」はつながっているので、どちらも同時に鍛えられる一石二鳥の練習になります。
練習におすすめの教材
段落要約のトレーニングは、どんな教材でもできますが、
私が使っている中で特におすすめの教材は次の4つです。
- TOEIC公式問題集 Part 7:ビジネス英語の読解力を養いたい人に最適
- TOEFL用教材:論理的な構成をつかむ練習になる
- News in Levels:初心者向けニュースで継続しやすい
- TEDのスクリプト:スピーチの流れを追いやすく、要約練習に最適
私は最初、「News in Levels」から始めて、自信がついてきたらTEDにステップアップしました。内容の難易度を少しずつ上げていくと、無理なく継続できると思います。
続けるコツ
段落要約は、1日や2日で劇的な変化が出るものではないので、毎日楽しみながら継続することが重要になってきます。私も毎日10分だけでも続けることで、確実に読解力の伸びを感じています。
続けるためのポイントは3つ:
- 「正確な訳」より「ざっくり意味をつかむ」
最初は完璧を目指さず、全体の流れをつかむことを重視! - わからない単語は後で調べる
読むたびに辞書を引くと集中力が途切れてしまうので、まずは通読を優先。 - 自分の言葉で要約する
「直訳」ではなく、「自分の理解」でまとめる練習を重ねる!
この3つを意識するだけでも、英語の読み方がまったく変わってきます。
私が実感した変化
この練習を始めて2〜3ヶ月ほど経った頃、私は明らかな変化を感じるようになりました。
- 一文ずつではなく、文章全体の構造が見えるようになった
- 読み終わった後も、内容が記憶に残るようになった
- 問題を解くスピードが大幅にアップした
以前は英文を見ただけで「読むの大変そう…」と気が重くなっていたのが、
今では「どんな構成になっているんだろう?」とワクワクしながら読めるようになりました。
最後に:1段落ずつで、英語は必ず読めるようになる
英語長文の読解は、特別な才能が必要なものではありません。
「小さく区切って理解する力」をコツコツ積み重ねていけば、誰でも必ず読めるようになります。
そしてその力は、試験だけでなく、大学での学びや仕事の資料、海外の情報収集など、さまざまな場面で一生役立つスキルになります。
私もまだ道半ばですが、以前のような英語アレルギーはなくなり、読むことがむしろ楽しく感じられるようになりました。
Let’s enjoy English, one paragraph at a time!


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