こんにちは!ジャスミンです。
今日は、私が社会人になってから2か月で簿記3級に合格したときの勉強記録をまとめてみようと思います。
転職を考えたことがきっかけで資格の勉強を始めましたが、学生時代に少しだけ学んでいたにもかかわらず、当時は取得しないままになっていました。
「数字が苦手だから自分には向いていないかも」と感じている方もいるかもしれませんが、実際に学んでみると、簿記は思っている以上にビジネスの基盤を支える知識だと感じます。
このブログでは、
- 私がどのようなスケジュールで勉強していたか
- 独学でも合格できた具体的な方法
- 実際に役立ったこと・大変だったこと
を、体験ベースで詳しく書いていきます。これから簿記を目指す方の参考になればうれしいです。
はじめに:簿記を勉強しようと思った理由

簿記の勉強を始めたきっかけは、転職を考えたことと、大学生の頃に少しだけ勉強していたのに結局取得せずに終わってしまったという後悔があったからです。社会人として働くなかで、「数字に強くなりたい」「仕事の幅を広げたい」と感じる場面が増え、今後のキャリアを見据えて資格取得を決意しました。
簿記はどの業界でも役立つ基礎的なスキルです。特に企画・営業・マーケティングといったビジネスサイドの職種では、「数字を読めること」が武器になります。「どうせなら早いうちに取っておこう」と思い立ったのがスタートでした。
独学を選んだ理由と使った教材
簿記3級は2級と比べて出題範囲が狭く、大学時代に学んだ知識の下地もあったため、独学で十分合格可能だと判断しました。市販のテキストと問題集を1冊ずつ購入し、それをやり切ることを最初の目標にしました。
教材は「有名なシリーズのテキスト+過去問題集」という基本的な組み合わせで、特別な通信講座などは利用していません。重要なのは、複数の教材に手を出さず、1冊を繰り返して使い倒すことだと思います。
勉強スケジュールと学習時間
一般的に、簿記3級を取得するための総勉強時間は薬80時間〜100時間と言われています。
私の場合は、勉強期間は約2か月。社会人として働きながらでも続けられるよう、毎日のスケジュールを明確に決めていました。
- 平日:出社前に1時間、帰宅後に1.5時間(合計 約2.5時間)
- 休日:3〜4時間
「朝の1時間」は特に集中できる時間帯でした。出勤前に職場の休憩室が空いていたので、そこで勉強時間を確保していました。毎日少しずつでも継続すると、知識が積み重なっていくのを実感できます。
1か月目:基礎を固める時期
最初の1か月は、とにかく簿記の全体像をつかむことを意識しました。テキストを読みながら、仕訳・勘定記入・試算表といった基本的な流れを理解することが中心です。特に仕訳はすべての基礎になるため、反射的に手が動くようになるまで繰り返し練習しました。
この時期は「テキストをまず1冊やり切る」ことを目標にし、細かい理解にこだわりすぎず、全体の構造を頭に入れることを重視しました。
2か月目:アウトプットと演習中心へ
基礎を終えた2か月目からは、問題演習と過去問を中心にアウトプットに切り替えました。問題を解く中で「知識が使えるレベルになっているか」「時間配分は適切か」を確認します。
この段階では、テキストに戻って復習しつつ、間違えた問題を徹底的に解き直すことが大切です。「テキスト → 問題演習 → 間違い直し」のサイクルを繰り返すことで、理解が一段と深まります。
勉強中にやってよかった工夫
2ヶ月間私が勉強をしてきて、良かった工夫はこちらです。
電卓に慣れる
簿記では計算スピードが重要です。早い段階で自分に合った電卓を購入し、毎日の勉強で使い慣れておくと本番で焦りません。
電卓が使える環境で学習する
図書館は静かですが電卓が使えないこともあります。私は区民センターの自習室などを借り、本番と同じ環境で練習しました。
CBT試験対策としてPC操作に慣れる
近年はオンライン受験が主流です。持ち込める電卓の種類が決まっていたり、パソコン操作が必要な場合もあるので、本番前に操作に慣れておくことをおすすめします。
数字が苦手でも問題なし:私の工夫と考え方
「数学が苦手だから簿記は向いていない」と思う人も多いかもしれません。私も数字が得意ではありませんが、ビジネスサイドの思考を持っている人なら簿記は意外とスムーズです。求められるのは計算力というより、「お金の流れを論理的に整理する力」です。
最初は仕訳がまったく覚えられず苦労しましたが、自分で仕訳リストを紙にまとめ、スマホで撮って待ち受けにするという方法で、隙間時間に何度も復習しました。通勤中や休憩時間にも目に入ることで、自然と覚えられるようになりました。
合格後に感じたこと:簿記は「最低限のビジネス力」
合格して改めて感じたのは、簿記は社会人にとって持っていて当たり前とも言える最低限のビジネス基礎力だということです。お金の流れを理解できると、企画・営業・マーケティング・総務など、どの職種でも数字を使った判断ができるようになります。
実際、私も簿記を学んだことで見積書や請求書の作成といった金額の根拠を考える業務が格段にやりやすくなりました。数字の背景が理解できるようになると、自信を持って金額を算出し、相手にも説明できるようになります。これは簿記を勉強する前にはなかった感覚です。
これから受ける人へのアドバイス
これから簿記3級の勉強を始める方に伝えたいのは、「毎日少しずつでも続ければ、2か月での合格は十分可能」ということです。忙しい社会人でも、1日30分〜1時間の積み重ねが大きな成果につながります。
また、教材はあれこれ手を出すよりも、1冊を繰り返し使って“完璧にする”ことが最も効果的です。何度も解き直すことで自然と知識が定着し、問題を見たときにすぐ手が動くようになります。
試験本番に向けては、電卓の操作やパソコンでの入力、時間配分などの環境に早めに慣れておくことも大切です。事前に練習しておくことで、当日余計な緊張をせず、内容に集中できるようになります。
そして何より、「数字が苦手だから無理」と諦める必要はありません。簿記で求められるのは複雑な計算力ではなく、お金の流れや仕組みを理解する力です。論理的に考える習慣を身につければ、数字に対する苦手意識も自然と薄れていきます。
まとめ:簿記は数字を使える人への第一歩
簿記3級は、社会人がキャリアの土台を築くための最初のステップとして非常に価値のある資格です。
お金の流れを理解できるようになると、企画書や提案書の説得力も増し、仕事の質そのものが変わってきます。
数字に苦手意識がある人こそ、簿記を通して「数字を使いこなす力」を身につけるチャンスです。2か月間コツコツ取り組めば、確実に合格は目指せます。迷っているなら、今日から一歩踏み出してみてください^^


コメント