ITパスポート合格するには?1回落ちた私がやった勉強法

ITパスポート 学ぶ

こんにちは、ジャスミンです。

実は私、ITパスポートに一度落ちた経験があります。
「社会人なら一発で受かる」と言われる資格だったので、正直すごく恥ずかしかったし、自信もかなりなくしました。

でもそこから勉強のやり方を変えて、2回目の受験で無事に合格。
落ちたときの悔しさも、振り返れば大事なきっかけでした。

この記事では、私がどんなふうに気持ちを切り替え、どう勉強を進めて合格できたのかを、包み隠さずお話しします。
これから受ける方や、同じように一度落ちて不安な気持ちを抱えている方の参考になればうれしいです^^

ITパスポートとは?

ITパスポート試験(通称:iパス)は、経済産業省が実施している国家資格です。
プログラミングなどの専門スキルを問う試験ではなく、ITの基礎知識をどれくらい理解しているかをチェックするもの。業界未経験の人でも受験しやすい資格として人気があります。

出題は、大きく3つの分野からなっています:

  • ストラテジ系:企業戦略、マーケティング、会計、ビジネスモデルなど
  • マネジメント系:プロジェクト管理、開発手法、サービスマネジメントなど
  • テクノロジ系:コンピュータ、ネットワーク、セキュリティ、データベースの基礎

受験者は学生から社会人まで幅広く、合格率は50%前後とも言われています。
内容自体は基礎的なものが多いですが、暗記だけでは太刀打ちできない応用問題もあるため、勉強法によって結果が大きく変わる試験です。


はじめに:資格を取ろうと思った理由

PC

私がITパスポートを受けようと思ったのは、仕事の中で「ITの基礎知識」が必要だと感じるようになったからです。
社内でも持っている人が多く、話の中に出てくるIT用語を理解できるようになりたいという気持ちがありました。
転職を考えるときにも、判断材料になりやすい資格だと思ったのも理由のひとつです。

また、この試験はオンライン形式で受けられて、受験日の変更も柔軟にできるので、「まずは受けてみよう」と気軽な気持ちで申し込みました。


一度目の受験:思っていたよりずっと難しかった

勉強は、試験日の1か月前から独学でスタート。
市販の教材を購入してテキストを読み込み、演習問題を解いていました。
でも正直、最初は「そこまで難しくないだろう」とどこかで油断していたと思います。

結果は不合格。
画面に「不合格」と表示された瞬間、頭の中が真っ白になりました。

一番大きかった感情は**「恥ずかしさ」**でした。
ITパスポートは「社会人なら取っておきたい資格」と言われることも多く、まわりには一発で合格した人も多かったんです。
「自分だけ落ちた」ような気がして、情けない気持ちになりました。
努力が足りなかったのかな、向いてないのかな……そんなことばかり考えてしまいました。


落ちた理由にちゃんと向き合ってみた

冷静になって振り返ってみると、落ちた理由ははっきりしていました。
私は用語の暗記だけで満足してしまっていたんです。

  • 「LANとはこういうもの」
  • 「CPUの役割はこれ」

こんなふうに、言葉の“意味”だけを覚えて、「なぜそうなのか」までは理解していませんでした。
だから、ちょっとひねられた応用問題になると、まったく太刀打ちできませんでした。
特に「テクノロジ系」は丸暗記では通用しない分野で、そこで一気に点を落としました。

落ちた直後はすごく落ち込みましたが、時間が経って少しずつ、「ここでやめたらずっと苦手のままだな」と思うようになりました。
仕事でITの話題が増えているのも分かっていたので、「ここでちゃんと向き合おう」と気持ちを切り替え、2回目の受験を決意しました。


勉強法をガラッと変えた2回目の挑戦

2回目の受験では、勉強のやり方を大きく変えました。
意識したのは、「暗記ではなく理解すること」です。

過去問を毎日30分以上解く

ただ解くだけではなく、解説を読みながら**「なぜこれが正解なのか」「他の選択肢はなぜ違うのか」**を理解することを重視しました。

夜はインプットと復習に充てる

昼間に解いた問題を夜にもう一度見直して、「曖昧な部分」をつぶしていきました。
同じ問題を解き直すことで、知識が自然と頭に定着していきます。

苦手分野(テクノロジ系)を避けない

仕組みが苦手だったテクノロジ系は、図解や動画を活用して「理解できる」状態にしました。
点で覚えるのではなく、流れや全体像をつかむイメージです。

この勉強法に変えてから、問題文を読んだときの“理解スピード”がまったく違ってきました。


試験当日:時間配分がカギ

ITパスポートはとにかく問題数が多いです。
1問に時間をかけすぎると、最後まで解き切れません。2回目の試験では、以下のようなルールを自分に課しました。

  • 1問30〜40秒で判断して迷ったらフラグをつけて後回し
  • 設問を先に読んで何が問われているかを確認
  • 明らかに違う選択肢を先に削る
  • 得点源になる問題を先に解く
  • 最後にフラグ問題を見直す時間を残す

これだけでも、焦りが減って冷静に解けるようになりました。

試験後、結果が表示される数秒がとても長く感じました。
1回目の不合格が頭をよぎり、正直かなり緊張していました。

そして、画面に「合格」の文字が出た瞬間――本当にホッとしました。
恥ずかしさや悔しさを感じた1回目を思い出して、少し泣きそうになったのを覚えています。
「やっと終わった…」という安心感と、「ちゃんと努力が報われた」という実感がこみ上げてきました。


取得後に感じた変化

資格を取ってからは、IT関連の案件でも内容がスッと理解できるようになりました。
仕様書や要件定義書を読むスピードも上がり、会議の中でも「話が分かる」という感覚が増えたのを実感しています。

  • 専門用語の意味が自然に頭に入る
  • 会話のテンポについていける
  • ベンダーとのやりとりで自信を持って質問できる

ただ資格を取っただけではなく、仕事がしやすくなったのが一番大きな変化です。


まとめ:一度落ちても、それは終わりじゃない

ITパスポートは、丸暗記だけでは受からない試験です。
でも、やり方を変えればきちんと結果はついてきます。

1回目に落ちたときは、本当に恥ずかしくて、自信もなくしていました。
でも、失敗したからこそ「何が足りなかったのか」に気づけたし、その経験があったから2回目でしっかり合格できました。

もし、今この記事を「落ちてしまった…」という気持ちで読んでいる人がいたら、伝えたいことがあります。

一度落ちても、大丈夫です。
失敗は、次に合格するための“材料”になります。
あきらめずに一歩ずつやれば、必ず受かります。


学びのまとめ

  • 用語の暗記だけでなく「なぜ」を理解する
  • 過去問を毎日少しでも解く習慣をつくる
  • 苦手分野を避けず、図解などで理解する
  • 本番は時間配分がカギ
  • 合格の先には、仕事が少しラクになる未来がある

この資格は、ITに苦手意識がある人こそ挑戦する価値があると感じています。
私自身、1回落ちたことで不安もありましたが、あの経験があったからこそ今があります。
同じように悔しい思いをしている人に、少しでもこの話が届けばうれしいです。

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